安いだけ?グリーンレーザー墨出し器「VOICE(ボイス)」の気になる口コミ・評判とは

効率化が叫ばれる現代において、建築現場では欠かせなくなっているレーザー墨出し器。

屋外で数百mもレーザーを飛ばせる回転レーザーは高価で何台もまとめて買えるものではありませんが、建築現場でよく使われる小型のレーザー墨出し器は近年値段の安いタイプが多く出回っています。

でも安いものを買ってレーザーが見えにくい、精度が悪い、壊れやすいなどの問題があったら嫌ですよね?

そんな人におすすめできるのがVOICEというレーザー墨出し器です。

  • 見やすいグリーンレーザー
  • 水平1ライン、鉛直4ラインの計5ラインタイプで39,490円税込と破格の安さ
  • 1年間の修理&メンテナンス保証付き
  • 保証後のメンテナンス全5ライン精度調整5,000円税抜と低価格

本体だけでなくメンテナンス料も良心的なため、トータルで見ると業界最安値ではないかという価格帯で、楽天の通販ランキングでも1位と大変評判もよい商品です。

ただ有名メーカーのものと比べて安すぎるとなんか不安になってしまいませんか?

そこで購入者の口コミから、精度の悪さや壊れやすさなどの点で良い商品と評価されているのか本当の評判をチェックしてみました。

1 VOICEボイスの口コミと評価

VOICEのグリーンレーザー墨出し器を買った人の口コミを調べてみました。

多くの口コミを見ていると中には不満点などが書いてある場合もあります。商品購入の際にはこれらが大変役立つ情報となるため項目別に整理し、仕様などと見比べながら客観的に評価してみたいと思います。

1-1 グリーンレーザーの性能精度・明るさ・細さの口コミと評価

まずはグリーンレーザーの性能に関する口コミと実際の仕様を見比べて評価します。

VOICEの性能に関する口コミ

VOICE購入者の口コミ画像

グリーンレーザーはY社のものよりやや青みがかっていますが、見やすいです。
線の太さはGL-5より若干細いくらい。
直射日光のところでもおそらく問題なく見えるくらい強い光線です。
Y社のGL-DOT-6と迷いましたが、VOICEを買って普通に使えていますし、値段も安かったので満足しています。

VOICE購入者の口コミ画像
以前は赤のレーザー墨出し器を使ってましたが、初めてグリーンレーザーを買ってみました。
赤色レーザーは距離が遠いとラインがぼけて太くなってましたが、グリーンレーザーは安定しています。
購入者の声を反映して、調整つまみなど細かい改善がされてるのもGOODです。
偽物も出回ってるようなので購入する人は注意しましょう。
VOICE購入者の口コミ画像
購入したものは新品なのに水平ラインの精度が10mで5mmずれていました。
メンテナンスサービスが良かったので、調整などはしっかりされていると期待して購入したのに・・・。
重量も苦にならないし、線も明るくてレッドレーザーよりかなり見やすいのに精度のズレだけが本当に残念です。
VOICE購入者の口コミ画像
注文してから2日ですぐに手元に届きました。
初期テストをしてみると狂いはなく、レーザーも太過ぎずT社と同じか若干細いくらいです。
本体の作りの良さには大満足です。
ただ、セットで購入した三脚の強度が使用には問題ないですけど若干弱いような気がします。

VOICE購入者の口コミ画像

赤レーザーを2台、緑レーザーを2台持っていて、3台目のグリーンレーザーとして購入しました。
本体はやや重い気がしますが、その分ガタツキは少なくていいと思います。
レーザーも水平、垂直バッチリ合っていて線も細くてきれいです。
調整のつまみの動作が重いかなと思いましが、使用には問題ありません。
仕事仲間から勧められて購入しましたが、満足しています。

VOICEの精度に関する評価

  • 特段高精度ということはないが、一般的な現場では実用的レベルの精度がある。
  • まれに初期不良で最初からずれている個体がある。

VOICEレーザーの精度は10mで±1mmと他のレーザー墨出し器と比べても一般的な精度ですので、普段から10万円以下のモデルを使われている業種の方なら問題なく使えるでしょう。

ただし、あくまで10万円以下の安価なモデルで比べたときの話なので、仕事に高い精度を求められる業種であれば、値段は高くなりますが10万円以上するTajima社製などの大手ブランドのレーザー墨出し器を検討された方が良いかもしれません。

また、VOICE購入者のほとんどは精度に関して大きな狂いもなく満足されている方が多数でしたが、極一部に初期不良で大きくズレたものが届いたとの口コミも発見しました。

電子機器などは初期不良を0にするのは難しいので仕方ないとこもありますが、不運にも不良品に当たったときのためにVOICEには返品・返金、交換を行える保証が付いています。

交換の対応も迅速に行われているようなので、商品が到着したらすぐに動作テストを行い、不良があればすぐに取替・メンテナンスの対応を依頼しましょう。

公式ショップ以外で購入すると返品・返金、交換の保証条件がショップ独自のものとなっていてトラブルになることもあるため、公式ショップで購入された方が安心です。

VOICEグリーンレーザーの明るさの評価

  • グリーンレーザーの光は強く、明るくて見やすい。
  • 屋内では問題ない明るさ。
  • 屋外の場合、曇りの日はよく見えるが、日差しが強く明るいところでは見えづらくなる。

ボイスのレーザーの仕様は次のようになっています。

VOICEのレーザーの強さ(明るさ)に関する仕様抜粋
項目 仕様 備考
光源 緑色可視半導体レーザー515nm/地墨650nm 波長が555nm(ナノメートル)に近い程見やすい
作業範囲 約10m/屋内 約25m/屋外(受光器使用時)  
光出力 3.3mW以下 高価な機種は5mW以下、
安価モデルは2.5mW以下のものが多い
レーザーの安全基準 クラス2M 高価な機種は2M、
安価モデルは1Mのものが多い

光出力やレーザーの安全基準の項目に注目するとVOICEは他社のレーザー墨出し器と比較して、高価なモデル程ではないが安価モデルの中では一つ抜けるほどの強力なレーザーを搭載していることが見て取れます。

一方、実際の口コミの中には明るい屋外では見えづらいとの声もあります。使用環境にもよりますが屋外で使用する際は受光器を使って10m程度までと考えていた方がよいかもしれません。

屋外で長距離レーザーを飛ばす必要がある場合は、小型のレーザー墨出し器ではなく数百メートルから1kmメートル以上飛ばせるものもある回転レーザーなどを選ばれた方がよいでしょう。

VOICEレーザーの太さライン幅の評価

  • グリーンレーザーの線の太さはやや太め

VOICEレーザー墨出し器のライン幅は10mで約3mmですが、一般的な製品のライン幅は10mで約2.5~3mmのものがほとんどです。

仕様で見るとVOICEのライン幅は太い部類にも入るようで、口コミを見てもレーザーのライン幅はやや太めだと感じる人が多いようです。

一方、線は若干太くてもグリーンレーザーの出力が強くて線がはっきりと見えて中心を押さえられるので、作業場は問題ないという声も多くありました。

特別高い精度は必要でなくても好みの問題でライン幅が細くないと嫌という人もおられるでしょう。ライン幅が細いと今度は線が見えにくい製品もありますが、後は好みの問題になるでしょう。

1-2 本体重量・追加オプションの口コミと評価

次に本体(ボディ)や三脚やケースなどのオプション品に関する気になる口コミをピックアップしてみました。

VOICE本体やオプション品に関する口コミ

VOICE購入者の口コミ画像

レーザー墨出し器本体はラバー部分ともにしっかりした質感です。
ケースは若干粗悪感がありますが、どこのメーカーでも同じでしょう。
私は安さよりも良い品を選ぶ方ですが、今回は試しに買ってみて大満足です。

VOICE購入者の口コミ画像

他社の3万円台のドットタイプのレーザー墨出し器を買って使用していますが、ドットがスケールに被って見えずらいし、電源がリチウム電池なので充電が切れたらしばらく使えないのでイライラしていました。
VOICEはドット無しで線も見やすいし、単三電池4本で動くので電池交換もすぐできて使い勝手は最高です。
欲を言えば本体がもう少し軽ければよかったかなって感じです。

VOICE購入者の口コミ画像

VOICEのセットを購入しましたが、墨出し器本体はすごくいいモノだと思います。
ケースに製造過程で付いたと思われる変形があったのと、本体を入れたときにガタツキがあったので、もう少しフィットする作りの方が良いような気がします。

VOICE購入者の口コミ画像

受光器と三脚セットを購入しました。
ケースに受光器は入るけど、クランプは無理して入れないいけません。それと高さ調整のネジは回し過ぎると取れるタイプなので紛失しそうで心配です。
ただ気泡管がライト付きで見やすいし、受光器は他のメーカーのものと変わらず使えているので、安さを考えれば十分すぎる商品だと思います。

VOICE本体の重量の評価

  • やや重く感じる。もう少し軽ければよいのに。

重さについては、気にならないという人と重たいと感じる人の両方の口コミが散見されます。

ここで、VOICEの5ライングリーンレーザー墨出し器VLG-5Xの重量を見てみましょう

  • 本体重量:約1.3kg
  • 自動追尾ユニット「オートベース」:600g
  • 合計:1.9kg

他社の5ライングリーンレーザー墨出し器は1.0~1.2kg程度のものが多いため、約1kgのものからするとVOICEは缶コーヒー1本分程度重いといったところでしょう。

次に自動追尾ユニット付きのレーザー墨出し器を見てみると1.9~2.2kgのものが多いため、VOICEの自動追尾台付きモデルと比較すると同じくらいの重さです。

しかし、他社の一部製品は軽量タイプを販売しており、それらは1.2~1.5kg程の重さしかなかったため、それと比較すると500mlペットボトル1本分くらい重さが違います。

軽いと現場での持ち運びに便利ですが、軽量タイプのレーザー墨出し器の値段はVOICEの4倍以上なので、さすがに軽さだけ求めて買うような代物ではないと思います。

重量については重いという声、軽いという声の両方ありましたが、一般的なレーザー墨出し器と大きく変わらないのであまり気にしないでよいと思います。

本体の微調整つまみについて

  • 微調整つまみが硬い

発売当初のVOICEは微調整つまみの緩さが気になるとの声が多かったため、現在販売されているVOICEは微調整つまみが硬めに調整してあります。

人によっては硬いと感じるかもしれませんが、ゆるゆるのネジで途中で緩んだりするよりは硬いネジの方が微調整しやすいと思います。

微調整つまみが硬いという声はわずかに見かけただけですし、大多数のお客様の声を反映した結果なので、どちらかというとネジが緩い問題が改善されたと捉えるべきでしょう。

VOICEの電源の評価

  • 電池交換すれば連続で使えて便利
  • 充電して使えるリチウムイオン電池タイプのほうがよかった

VOICEの電源は単3乾電池4本かAC電源になります。

リチウム電池タイプのレーザー墨出し器は、電池切れになった時に再充電するか、そのメーカーまたはその機種専用の電池をもう一つ買っておかなければなりません。

予備バッテリー代は高く付きますし、次に別のレーザー墨出し器を購入すると使えなくなる可能性があります。

一方、乾電池タイプの場合、電池持ちはリチウムに劣るかもしれませんが、電池はどこでも買えますし一般的な充電池も使えるので、予備電池を多数準備しておくことが可能です。

おまけに別の機種を購入しても、充電池自体はライトでも何でも別の用途にも汎用的に使えるため、無駄がなく経済的です。

1-3 その他の口コミ

その他として通信販売の対応やトラブルなどに関する口コミを見てみましょう。

商品の取り違え

VOICE購入者の口コミ画像

5ラインのものを買ったのに3ラインのものが送られてきて交換に手間がかかりました。

通信販売のトラブルを防ぐには

商品の取り違えがあって交換を行ったみたいです。

このような問題が頻発していたら不信感が湧いてきますが、他に同じような口コミは見られませんでしたし、発送作業も人が行うものなので、運悪くヒューマンエラーに遭遇してしまったのでしょう。

VOICEの公式サイトでは、このようなトラブルの際の返品・返金・交換対応や、通常の使用環境における1年間の保証まで付いているため、人為的ではないトラブルが発生した場合何らかの救済を期待でき安心です。

保証を付けたら保証料が上乗せなどではなく、本体料金に含まれているのも嬉しい点です。

2 VOICEの評判(総合評価)

ここまで様々な切り口でVOICEの評価を行って来ました。

グリーンレーザー墨出し器の通信販売の中ではかなり人気の製品なので、口コミ総数も多い中、今回は評価のために厳しめの口コミばかりを選んでいます。

それでも実用に耐えない致命的な問題は掲載されておらず、できればもう少し改善されるとよいなという要望的な意見が多かったように思います。

そもそもVOICEは高級・高性能な機種ではなく、超激安級にして汎用品をしのぐ能力を持っている点が注目すべきところであり、実際の購入者の8~9割は価格・性能ともにとても満足して高く評価しています。

元々高い機種を使っている人たちからすると物足りなさがあるかもしれませんが、20万以上する機会と10万円以下の製品比べても性能が劣るのは当然ですので、どちらを選ぶかはその人の要件次第です。

ちなみに、VOICEは販売・メンテナンス・修理と全てメーカー行っているため、メンテナンス費用も他社の同じライン数のグリーンレーザーと比較しても圧倒的に安く、、アフターフォローも迅速と評判もよいので、10万円以下のレーザー墨出し器の中では一つ飛びぬけた存在といったところでしょう。

VOICEの販売店・最安値情報

VOICEは価格を抑えるために、メーカーが通販のみの販売としているため、ホームセンターなどでは購入することはできません。

楽天やアマゾンなどの通販大手サイトでも取り扱いはありますが、安全に最安値で買う方法は公式ショップからの購入です。

正規販売店ではないところから買うと保証が受けられなくなることや、微調整つまみの緩さが改善される前の旧式VOICEが送られてくる可能性がありますが、公式ショップならその心配はありません。

さらに個別の商品ページを見てみると時々期間限定のキャンペーンが開催されており、割引価格で購入できるため安全かつ最安値で買うなら公式ショップをおすすめします。

2018年の夏~秋頃に自動追尾のオートベースなどが改良されてさらに使いやすくなったため、入荷のたびに品切れが続いています。狙っている人は小まめに覗いてみた方がよいでしょう。

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